ナウなヤングにバカウケしたいなあ。

自由故に孤独を愛し、孤独故に自由を欲す(猫侍)。スカイプIDはsuhubu1

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怪獣ゴルゴについて

何となしに「怪獣ゴルゴ(1961)」を観た(初観)。
うーむ噂に違わず面白い。ストーリーは怪獣王道そのもの。日本ではゴルゴの本筋をパクって参考にして「大巨獣ガッパ(1967)」という怪獣映画が産まれたというのは怪獣ファンには広く知れた話である。そのガッパのストーリーが分かれば特に言うことなしだが、分からない人もいるだろうし、一応説明しよう。


STORYというかあらすじ
アイルランド沖、ナラ島近海にて体長20mの怪獣が出現した。これは海底火山の爆発によって目覚めた怪獣で、ナラ島ではその名を「オグラ(人名ではない)」と呼ばれる太古の怪獣なのだ。
ナラ島近海に眠る難破船の財宝を探しに来ていたジョーとサムはこのオグラを捕らえて、イギリスはロンドンに持ち帰り売りさばこうとする。オグラを買い取ろうと大学の研究室から誘いがきちゃったりするが、結局サーカスに売られることとなる。オグラはその名を「ゴルゴ(ゴルゴンが名前の元。スナイパーではない)」と改められ見世物とされる。
サーカスの盛況の中、ジョーとサムはゴルゴを買い取ろうとした大学教授から呼び出される。それは、あのゴルゴは子供であり体長60mはある親が存在することが判明したと知らせるためのものだった…
その頃親ゴルゴは、子を取られ怒り狂いナラ島を襲い集落を壊滅させた。そして、子ゴルゴの後を追いロンドンへと向かい始めた…


こうしてストーリーを書くと何だか「ゴジラ(1954)」のようであり「キングコング(1933)」のようでありハイブリットだ。まぁゴルゴ自体は海外でブリティッシュゴジラとか何とか言われるぐらいゴジラである。妙に手がでかくて耳(?)がヒレである。水棲なのかもしれぬ。

本作の公開と同年に「モスラ」が公開されていたことは面白い事実だ。何が面白いかってそのストーリーの酷似性だろうか。未知の生物を持ち帰り、その生物が見世物にされ、それを奪還するために強大な未知の生物がやってきて、奪還した後に帰っていく…モスラも大筋の部分では変わってない(モスラの方が各国巻き込む分スケール大きめ)。ゴルゴ初観時にどっちかがパクッたんじゃないかとすら思ったぐらいだ(酷い暴言)。
冒頭に「ストーリーは怪獣王道」とは書いたがこうも捻り方が一緒だと何か勘繰ってしまう。尤も時期的に同年でパクるのは無理というものだ。同時発生だろう多分。未知の生き物が絡むと何処となくキングコング的なストーリーになるのは仕方ないのかもしれない。

ゴルゴは海外では珍しく着ぐるみを使った特撮だ。これだけだとただ珍しいだけだが、その着ぐるみの動きもまた素晴らしい。確りと怪獣の動きだ。親ゴルゴの重い動きは誰が文句を付けれようか。ゴルゴの着ぐるみの出来合いは一寸…という感じではあるが(言うほどでもない)。少なくともあの動きに比例すると惜しい…というくらい。

特撮は文句無しである。ナラ島に夜中に子ゴルゴが現れた時もそれなりだが、親ゴルゴが出始めてからエンジンが一気にかかり、ロンドン港内に入り始める辺りから特撮がバクハツしている(!?)。テムズ川が火の海になり、ビックベンやタワーブリッジをぶち壊し、地下鉄構内を踏み抜き、赤黒い硝煙が舞う中に逃げ惑う人々めがけ瓦礫の山を降らせる…コレだよコレコレ!コレを待ってたんだアと膝を打ち喝采すること情けあいだ!!
全く個人的にだがゴジラへのリスペクトっぽいものもあったような気がする。孤島に姿を見せた怪獣、親ゴルゴを止めるために鉄条網に電流を流す…とかその辺。
そしてこの映画の32年ほど後に本家ゴジラでもゴルゴのEDをリスペクトしている(ゴジラVSメカゴジラのEDはモロにそうとしか思えぬ)。

また親ゴルゴが出現した際の対応も「核はダメだ(イギリス領内で)」なんて言ってたりして、何だか凄く日本に似た怪獣対応ぶりだ。イギリスと日本。互いに島国なのは偶然なのか。

本作一の見所は、人間の兵器が親ゴルゴに一切通用せぬまま、子と親が再会して海に帰っていく下りだろう。後半から出しゃばっているアナウンサーがうっとおしい上に、変なまとめ口調のアナウンスまでするがソイツはどうでもいい。
ナラ島から子ゴルゴに付き添ってきた少年・ショーンの「よかったなぁ…」というささやかな笑顔が見送る親子の姿……怪獣映画界トップクラスの親子愛を魅せてくれる。感動とかどうこうじゃなく「よかったなぁ…」という気持ちで満たされる。清々しいもんだ。

監督はゴジラにも影響を与えたんじゃないのかと言われるメリケン怪獣映画withレイ・ハリーハウゼンの雄「原子怪獣現わる(1953)」のユージン・ルーリー。本来は美術監督の人らしい。ちらっと確認した限りでは監督として名前があるのは原子怪獣現ると怪獣ゴルゴだけのようだ。
本作は監督以外でも傑出した人材で溢れている。例えば本作の特殊効果のトム・ハワードと言えば「2001年宇宙の旅(1968)」にも関わる人物である。スゴい。
撮影のフレディ・ヤングもイギリス映画にて名高い撮影監督だ。本作の翌年に公開された「アラビアのロレンス(1962)」の撮影監督なのは映画ファンには有名だ。これまたスゴい。

本作は海外だと結構にべらぼうな人気である。それも頷ける怪獣親子愛の一本だと、言い切ってもいいでしょう!!

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感動した!!
久しぶりに満足のいく怪獣映画を見た気がするよ!
と言うか単に最近は怪獣映画見てなかっただけだね。
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  1. 2012/03/09(金) 00:16:06|
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